なんで便利なツールがたくさんあるのに、口頭で情報共有をやっちゃうのか

facebookで流れてきた記事。

この記事の最後の部分にある「情報共有と効率化」について思うところがあったので書いてみる。

会議が多い会社はだめ、みたいなセリフをよく耳にする。

これは会議自体が多いのがだめなんじゃなくて、
会議で大事なのは、意志決定なのに、情報共有ばっかりになってんじゃないの?どうせ。
みたいな意味で言われることが多い。

記事で書いてある、「Google社内では仕事を人に聞くと怒られる」も
つまるところ、おまえせっかくインフラ作って情報共有していてやってんのに
何でおれの時間とって聞いてきてんの?うっぜー!効率わるーーー。
なんだとおもう。(想像)

じゃ、なぜ効率的な情報共有ツールが世の中にはたくさんあるのに
口頭で情報共有がなされるのか。
理由を考えてみた。

  • そもそも社内に、配布したい情報にあったコミュニケーションツールがなくて、
    そこを作るところからと考えると、面倒くさくなるから。
  • 社内にツールがあることを知らないから
  • 社内にツールがあるのに使いたくないから
    • 何となく口頭のほうが、共有されている感がある
    • ツールの使い方がよくわからない
    • 情報共有の優先順位よりも高い仕事に追われている
    • 社内でツールを使う人が少ないから、自分が利用しても読まれないのではないかと感じてしまうから

こんな所かな。

考えてみると、口頭での情報共有をしちゃう理由って
人間の心理的で情緒的なところの理由が多い。

よくいわれる、
ミスったときの謝罪はメールや電話で済ませるな!てきな話があるけど、
これもミス内容の情報共有自体はメールでやった方がよい。
事実がログとして残るし、文章として書くことで曖昧さが減る。

ダメなのは、ついでにその情報共有のメールとかに謝罪文とか
エモい内容まで書いてしまうこと。
基本ツールでエモを出すことは難しいので辞めた方が無難だとおもう。

ということで、社内ツールを使った情報共有については、
システム自体を整えても、
心理的なもの、情緒的なものがハードルとなっている人が必ず出てくるとおもうので
そういった人がハードルを越えられるよう
習慣化させるところまで面倒見てあげる必要があるんではないかと思います。

そりゃ、組織の全員が、効率的な情報共有の意識が
最初から根付いている集団であればよいが、
そんなものはなかなか無いんじゃないかと思う次第です。